どーも!!!初海外で4キロ太ったベヴェリーノの斉藤です。
ただただ太っただけではないというのを、レポートで伝えていきたいと思います!!
そんな私がご紹介させていただくのは、アルゲーロのワイナリー 「SANTA MARIA LA PALMA(サンタマリア ラ パルマ)」さんです。
まずはこちらのワイナリーの歴史をご紹介します。
以前に牧羊に使っていた広大な土地を、国策として国が農民に与えたそうです。
そのすべての土地で葡萄を作ったわけでなく公的機関がしっかりと土地を分析し
より良い土地での葡萄栽培が始まったそうです。
緻密な分析や恵まれた気候、そしてもちろん農家の人々の頑張りがあって、
葡萄栽培は各地で成功を収めたそうです。
そのうち各地の農夫たちによる協同組合の立ち上げの声が上がり、
生産の中心となっていたサンタ・マリア・パルマさんでの共同組合が立ち上がる、
つまりこちらのワイナリーが作られたそうです。
ちなみに組合の農家さんはサルデーニャ全土にひろがり、
その数300は超えるとか、、、そんなにいっぱいの葡萄を全て引き受けて平気なのか心配になりますよね(笑)
ただそんな心配は少し歩いて見学するだけで解消されます。
このように屋内にも屋外に巨大なステンレスタンクがあり、その大きさと数には圧倒されました。


サンタ・マリア・ラ・パルマさんが作っている赤ワインと白ワインの割合は白のほうが多いそうですが、
その中でも白葡萄の品種であるヴェルメンティーノは全ての葡萄の6割を占めるそうです。
どれだけヴェルメンティーノに力を注いでるかが分かりますね。
そんなお話を聞いているときに運良く葡萄が届いたので
届いた葡萄がワインになっていくその一部始終をご覧ください。
届いた葡萄はまず重さを量り、ドリルで何回か葡萄を貫きます。

葡萄の品質を厳しくチェックしています。
下の写真はその分析をしているモニタールームです。
どこのどの数値が葡萄の何を表しているのかさっぱり分かりませんでしたが(汗)
この届いた葡萄がどのワインに相応しいかを判断します。
そして葡萄からプレスしてだんだんとワインにしていくのですが、
下の写真のように何か所か葡萄を入れる場所があり
先ほどのモニターで決められた場所に入れます。

それから先ほどの巨大ステンレスタンクや
地下の秘密の熟成庫で美味しいワインになるのを待ちます。

瓶詰めから発送に至るまでも見せていただきました。
きれいなボトルが運ばれこの中にワインが注がれてゆき
ラベルが張られ、栓をしてという作業がノンストップで行われます。

オーナー自らも、厳しくも温かい目でワインたちが駆け抜けてゆく様を見守っていました。
こうして私たちが日ごろ目にする箱に詰められ旅立ってゆきました。
下の写真は
こちらのワイナリーが獲った数々の賞の一部です。
廊下一面に張りめぐらされていました。
そしてそして、
試飲タイム!!
赤、白、ロゼと6種類ほど飲ませていただきました。
こちらはその試飲の風景です。
案内していただいたクリスティーナさんは
一緒に試飲しながら言いました。
「私たちが追及するのはただ美味しいだけでなく、
毎日でも飲める美味しさ
それを毎日でも楽しめる価格帯で提供し続けていくということ。」
その熱い思いを感じずにはいられないワインの数々でした…
少し試飲に夢中になりすぎてボトルを撮影するのを忘れてしまいましたが(汗)
一本目のワインAragosta(アラゴスタ)の白と、一緒に出していただいた羊のチーズ、サラミ、パーネ・カラサウの写真を!

↑ちなみに、こちらでいただいたパーネカラサウは
サルデーニャで唯一出会った
「PERGAMENA(ペルガメーナ)」
という塩がナイスパンチにきいてるタイプで
お土産に買ってこなかったことを後悔してるぐらいハマる味わいでした。
試飲後に記念撮影
そのあと隣接してるワインショップにお邪魔しました。
そこにはガソリンスタンドみたいなノズルからワインが出てくる
夢のような装置があり、現地の人は大きな容器を持ってきて組んで帰って行きました。

こんな装置を目にしたら…
こーゆう写真を撮りたくなっちゃいますね(笑)
私の悪ふざけにも笑顔で乗ってくれる優しいアントニオさんでした。
サンタ・マリア・ラ・パルマさんはそんな温かい人たちのワイナリーでした。
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