こんにちは、kimuです。
続きまして、2016年イタリア研修旅行番外編②♫
今回は、ランテルナ マジカスタッフが大好きな可愛い果物柄エプロンが置いてあるお店。
“マルキ”のお話です〜
エミリアロマーニャ州、リゾートビーチとしても有名なリミニの近く、サンタルカンジェロの街中にあります。

マルキはランチョンマットや鍋敷き、トートバッグなど布製の生活用品が所狭しとディスプレイされて、温かみのあるそれらには、イチヂクやりんご、鳥やぶどう…などなど可愛い模様が描かれています。
実は、マルキはこの街に古くから伝わる、スタンプ職人のお店なのです!!!
“ふーん、スタンプなんて、そんなに珍しいの?”と思いましたね!?
ふふふ、ただのスタンプ屋さんではないのです〜
店内レジの後ろ…地下へ続く階段を降りていくと…まずそこには…

大きな大きな車輪がーー!!!
白髪の素敵な店主が私たちにたっぷり説明をしてくれます。
この車輪は中世ヨーロッパ各地で、建物を建設をする際に車輪を回し、高い場所へ人や物を運ぶ現代のエレベーターの動力部分として使われていました。
(コロッセオ建設にも使われていたそうです。)
今では、ヨーロッパに残っている中世の車輪はなんとこのマルキにある1台のみ!!!
マルキではどの様に使われているかというと…なんと店主さんが貴重な1台の中に入り、力強く踏みしめ車輪を回し始めました〜
※イメージ図
間もなく隣接してるこれまた大きな石が連動し前後に動きます。
石の下には丸太が何本かあり、回転しながら動いている様です…ほどなくして石の下から白い布が取り出されました!
そうです、マルキでは布をプレスする機会として使われていました〜
プレス前と比べ明らかに滑らかで肌触りが良くなります。スベスベ〜♫
昔とは違う変化を遂げた使い方ですが、人力なところは今も変わりません!!!
なるほど、これでスタンプをしっかり押せる生地が完成するんですね〜
で、スタンプはどこどこ(´∀`=)(=´∀`)!?
みんなの視線が奥の部屋へと注がれます!!!
そこには…
まるで、映画のセットの中に入ってしまった様な絵になる光景。
木彫りのスタンプが棚一面に整頓されています。

おそらく1633年の創業当初よりあるのでしょう、歴史を感じる佇まいに一同息を呑むばかりです。
工房では昔からのスタンプの見本帳を開いて見せて下さったり、近所の小学校で子供達が作ったスタンプも発見、最後には実際にスタンプを押すパフォーマンスも!
驚いたのが、スタンプの色!
鉱石から採られる染料をつかっているそうです。

夕食前のほんのわずかな空き時間でしたが、とても心温まるひと時を過ごせました〜

地元の素敵なお店に連れて行ってくれたベッティーさん、ありがとう(*´꒳`*)
みんなすっかり虜になり、お店やプライベート用にとお気に入りの品を見つけてました♫
ランテルナ マジカでは、スタッフが時々マルキのエプロン着けてますので、みなさん探してみてくださいね♫
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